大豆食品は健康のためにおすすめの食品ではありますが、注意点もあります。
納豆や味噌といった発酵した大豆は健康効果が高いですが、最新の研究によると発酵していない大豆食品は効果が劣ると考えられています。
日本で行われた研究で、発酵性大豆食品を多く摂取する人は死亡率が低下していましたが、大豆食品全体では死亡率の低下はみられませんでした。
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8438.html
大豆を発酵する過程で、ビタミンKやナットウキナーゼなどの有用な成分が発生することが納豆や味噌の健康効果の要因です。
一方で豆腐や豆乳は加工の過程で、食物繊維が失われてしまう欠点があり健康効果が低下していると考えられます。
豆腐の摂取が過剰になると膵がんのリスクが高くなるかもしれないというデータも最近報告されています。
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8492.html
豆腐を避ける必要はありませんが、大量に豆腐を食べるのは止めておいたほうがよいと思われます。
大豆食品は積極的に食べたい食品ですが、豆腐や豆乳に偏ることなく、納豆や味噌も取り入れることをおすすめします。