息切れの原因として最も多いのが加齢や運動不足ですが、重大な病気が原因になっている可能性もあり注意が必要です。
心臓や肺の病気だけでなく、貧血や腎臓病、神経疾患などさまざまな病気が原因で息切れを起こすことがあります。
目次
心不全
高齢化に伴って増えているのが心不全です。今後患者が激増する心不全パンデミックの到来が懸念されています。心不全の症状として、息切れ及びむくみが最も多くみられます。
初期の心不全は診断が難しいですが、BNPという血液検査で拾い上げることができるようになっています。
心不全の原因として最も多いのが高血圧なので、若い時から血圧を低めに保つことが重要です。
呼吸器疾患
さまざまな肺の病気が息切れの原因となります。代表的なのは下記の病気です。
怖い病気も多いので、放置せずに医療機関で検査を受けることが重要です。
貧血
貧血もしばしば息切れの原因となります。
多いのは生理による貧血で、鉄分をしっかり補うことが重要です。
ときに白血病などの血液の病気による貧血が息切れの原因になっていることもあり注意が必要です。
貧血が原因で心不全を起こし、さらに息切れが悪化する場合もあります。
腎不全
腎不全も息切れの原因になることがあります。
腎臓の機能が落ちることによって体内に余分な水がたまったり、血液が酸性になることによって息切れを起こします。
腎不全以外にも血液が酸性になる病気によって息切れが生じることがあります。
息切れは加齢や運動不足が原因のことも多いですが、重大な病気が隠れていることもあります。息切れが気になる方はお気軽にご相談ください。