胃カメラとは
胃カメラは内視鏡を鼻や口から挿入してのどや食道、胃、十二指腸を観察する検査です(上部消化管内視鏡検査と呼ばれています)。
検査の際に異常がみられたら、組織を採取して病理検査に提出することも可能です。
バリウム検査との違い
バリウム検査の方が費用が安くて集団検診に使えるというメリットがありますが、デメリットも多いです。
バリウム検査では早期の胃がんやピロリ菌による胃炎は発見しにくく、異常がみられても組織を採取することができません。
またバリウム検査後に腸閉塞や虫垂炎といった合併症を起こすリスクもあります。
胃カメラは診断の精度が高いことに加えて合併症の可能性は非常に低いため、胃カメラを受けることをおすすめします。
胃カメラはこのような方におすすめです
当院の胃カメラの特徴
鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃カメラ
ご希望に応じて鎮静剤を用いた胃カメラ検査を受けていただけます。ほとんど眠った状態で、楽に検査を受けていただくことが可能です。以前に胃カメラを受けて苦しかった方でも、鎮静剤を使うことで少ない苦痛で受けていただけるので、お気軽にご相談ください。
(※鎮静剤を使用した当日は車やバイク、自転車の運転はできません)
細径内視鏡で経鼻と経口の選択が可能
当院では5㎜径の細径内視鏡を採用しております。鼻から挿入する経鼻内視鏡検査が可能ですが、人によっては鼻腔が狭くて入りにくかったり痛みが出る方がおられます。そのような方は口からの挿入を選ぶこともできます。
大腸カメラとの同日検査が可能
ご希望の方は胃カメラと大腸カメラを同じ日に行うことができます。
土曜日も検査が可能
当院では平日(月~金)だけでなく土曜日の検査も可能です。受診時に日程をご相談ください。
胃カメラ検査の流れ
外来を受診して胃カメラの予約を取ります。
胃カメラ検査の6時間前から絶食が必要です。水やお茶、定期薬は飲んでいただいて問題ありません(糖尿病の薬は当日中止してください)。
予約時間の10分前までにご来院ください。
鼻もしくは喉の麻酔を行います。ご希望の方には鎮静剤を注射します。
身体の左側を下にして横になった状態で検査を行います。検査時間は10~15分です。
検査後しばらく休んでいただきます(鎮静剤を使った方は30分から1時間ほど休憩が必要です)。
ほとんどの方は当日に結果説明を行って終了となります。組織を採取した方は1~2週間後に病理検査の結果説明を行います。
検査後の注意点
- 検査後1時間は喉の麻酔が残っているため食事はできません。
- 鎮静剤を使用した方は検査後30分から1時間は院内で休んでいただく必要があります。
- 鎮静剤を使用した当日は車やバイク、自転車の運転はできません。
胃カメラの費用
負担割合 | 観察のみの場合 | 病理検査を行った場合 |
---|---|---|
3割負担 | 約5千円 | 約8千円~1万円 |
- 1割負担の場合は上記の3分の1の費用になります。
- 診療内容によって金額は変動することがあります。